緑茶、ウーロン茶、紅茶の違いと期待できる効果とは??

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こんにちは、青猫です。

今回のテーマは“緑茶、ウーロン茶、紅茶を分ける違いと期待できる効果”です。(長いですね、すみません)

今回はテーマを紅茶だけに限定せず、少し範囲を広げて”お茶”とします。

突然ですが、緑茶、ウーロン茶、紅茶の違いって、なにか分かりますか??

「色と味と香りが違う。それ以外は分からない!!それぞれ茶葉が採れる木が違う??」(数年前の青猫はこんな感じでした。)

  • それぞれに“茶”とついているけど、見た目も味も全然違う。それぞれのお茶が採れる木があるの??
  • あまり気にせず、味や風味が違うから気分で飲むものを変えている。
  • 手に入りやすいから日常的に飲んでいるけど、全部“お茶”だし、その違いを細かく気にしたことはない。

などなど。普段、何気なく飲んでいる方も多いのではないでしょうか。

この3つのお茶の違いを知り、状況によって飲み分けることで、以下のようなメリットがあります。

  • 食事がもっと美味しく楽しめるようになる。
  • 体のコンディションを整えやすくなる。
  • 趣味のひとつとして楽しめる。

では早速、緑茶、ウーロン茶、紅茶の違いについて以下でご紹介していきます。

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発酵度合の違い


今回のテーマにしている緑茶、ウーロン茶、紅茶

この3種類のお茶の違いを分ける要素は、“発酵の度合いの差”です。(厳密には“酸化”と表現する方が合っているらしいです)

チャノキと呼ばれる木から採れた葉を、発酵の度合いをコントロールして何種類ものお茶を作っているのです。

緑茶の木、紅茶の木、ウーロン茶の木がそれぞれ専用であるわけではありません。初めてそれを知ったときの衝撃たるや。(ホァ!?とかワケわからん声が出ました。)

不発酵茶→緑茶



緑茶の特徴は以下の6点です。

  • 緑茶は発酵させていないお茶で、不発酵茶といわれている。
  • 茶の葉を摘んだ後に、蒸気を当てて発酵を止め作られたもの。
  • 葉の緑色がそのまま残っており、さわやかな風味と苦みが特徴。
  • 緑茶は、ウーロン茶や紅茶と比べてカテキンの量が多く、殺菌作用が高い。

また、嗜好品として楽しむ以外にも以下のような効果が期待できる。

  • 生もの(お寿司やお刺身など)を食べたときに飲むと、食あたり予防になる
  • 緑茶を飲むか、うがいをすると風邪やインフルエンザの予防になる

大まかな分類では“発酵を止めた茶葉”が緑茶になりますが、その緑茶のなかにも、たくさんの種類があります。

新芽を使う:煎茶

煎茶より蒸気を当てる時間を長くする:深蒸し茶

新芽に日光を当てずに育てたもの:玉露

蒸気を当てたあとに炒る:ほうじ茶

玄米と混ぜる:玄米茶

ざっくりと挙げましたが、緑茶だけでもこれだけの種類があります。

ひとつずつ飲んでいって好みのものを探すというだけでも楽しいですよね。

半発酵茶→ウーロン茶


続いて、ウーロン茶の特徴は以下の4点です。


  • お茶の葉を摘んだあと、揉んで発酵させ、途中で発酵を止めたものがウーロン茶になる
  • 発酵の度合いは30~80%程度と幅があるが、100%発酵させていないものは、ウーロン茶のくくりになる。
  • 緑茶と紅茶の間ともいえる絶妙な色と風味や味が、ウーロン茶ならではの魅力。
  • 脂分が多い料理の食事中や食後に飲むと、口の中の脂が流れてスッキリする。

緑茶と同じく、ウーロン茶にも多くの種類があります。

中国茶は色によって分けている特徴があり、ウーロン茶は青茶と表現されています。

発酵の度合いによって色や香りが変化するので、30%の香りと味、80%の味と香りがどのように違うのか比べても面白いですよね。

カテキンはウーロン茶にも含まれていますが、発酵の過程で複合ポリフェノールと呼ばれる成分が発生しているので、緑茶に比べるとカテキンの量は半分程度といわれています。

とはいえ、ウーロン茶には発酵の過程で生まれた複合カテキンのはたらきで、脂肪の吸収を抑える効果が期待できます。

脂っこい食事のお供にウーロン茶が選ばれるのは、とても理にかなっているといえます。

完全発酵茶→紅茶


最後に紅茶の特徴は以下の7点です。

  • お茶の葉を揉んで、完全に発酵させたものが紅茶。
  • ウーロン茶の発酵度合が80%程度に比べて、完全発酵茶という名の通り100%発酵させたものが紅茶になる。
  • 栽培する標高を変えることで特徴を出す
  • 花や樹木を思わせるような華やかな香りとキリっとした渋みが楽しめる。
  • 抗酸化作用が高く、アンチエイジングにも効果がある。
  • テアニンというリラックス成分が含まれている。
  • 砂糖や果物、リキュールやスパイスなどの組み合わせのカスタマイズ性が高い

紅茶も同じで、多くの種類があります。ダージリンやアールグレイ、アッサムやウバなどは聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。

名前に紅の字が入っていますが、オレンジ系や黄色系の色の紅茶も少なくありません。

色はもちろん、味や香りの幅も広く、これも紅茶なの??と思うほどです。

テアニンというリラックス成分が含まれているので、仕事や勉強の合間の休憩に飲むと脳のストレスをコントロールしやすくなります。

茶葉が採れる木は同じ


お茶の葉が採れる木は、ツバキ科の植物で学名はカメリア・シネンシスと言います。

チャノキとも呼ばれていて、その木から採れた葉を加工して何種類かのお茶を作っているのです。

ひとつの木から何種類もの飲み物ができるなんて不思議ですよね。

というか、お茶に蒸気を当てたり発酵させたりって。考えた人が凄すぎる。

アッサム種と中国種がある


“お茶”はひとつの木からできると書きましたが、チャノキには大きく分けると2種類あります。

アッサム種

中国種

それぞれに魅力があり、どちらが優れているということはありません。

アッサム種


主にインドやスリランカなど、赤道付近の温暖な地域で栽培されている品種です。

葉が大きくて分厚いですが、やわらかく、樹高は10メートル以上にもなります。

高温多湿な地域が原産なので、寒冷地では育ちにくいのが特徴です。

中国種


主に中国や日本など、少々寒冷な地域で作られることが多い品種です。

葉は小さくて薄く、繊維が強いのが特徴です。

樹高が低く、高くても成人の腰の少し上ぐらいです。アッサム種と違い、横にわさわさと茂るので、木というよりも藪といった感じ。

日本では静岡や京都で見かける茶畑にある木をイメージされると、まさにそれです。

寒さに強い性質を利用して、インドの高地で作られるダージリン紅茶が有名。

まとめ

全部のお茶に共通していえること

  1. 緑茶、ウーロン茶、紅茶はカメリア・シネンシスという1種類の木の葉からできている
  2. 食事の内容によって飲み分けると、もっと美味しく楽しめるようになる。(※人間の味覚は一定の味を食べ続けると、段々と味を感じづらくなる特徴があるので、味覚のリセットと口の中に残る油分や食べ物の匂いの余韻を流す役割も果たしてくれます。)
  3. 体のコンディションを整えやすくなる。(例:体がむくみやすい場合は、カフェインの利尿作用を利用して余分な水分を体の外に出すことができる)
  4. 趣味のひとつとして楽しめる。(いずれのお茶も種類が多いので、ジャンルをひとつに絞っても幅広い種類のものに出会える)

緑茶、ウーロン茶、紅茶それぞれの個性

緑茶

緑茶は葉の段階での作りや製法の違いでいくつかの種類がある

茶カテキンの量が多く、殺菌作用が優れている

ウーロン茶

ウーロン茶は発酵のパーセンテージで個性に変化が出る

中性脂肪の吸収を抑える効果が期待できる

紅茶

紅茶は標高の高さの違いや風土の影響を受けさせて栽培することで変化を出している

砂糖やフルーツなど、アレンジティーに使える材料が多い

緑茶、ウーロン茶、紅茶は全てにカフェインが入っているので、寝る直前に飲むと眠れなくなってしまいます。

寝る直前は控えるか、ノンカフェインのものを飲むようにしましょう。

緑茶、ウーロン茶、紅茶を分ける違いと期待できる効果”については、ここまでです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今後も紅茶に関するお役立ち情報を発信していきますので、よろしくお願いします。

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