紅茶とハーブティーの違いと期待できる効果とは??

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こんにちは、青猫です。

今回のテーマは”紅茶とハーブティーの違い”です。

現在、世の中には〇〇茶、と名の付くものが溢れています。

嗜好飲料が増えるのは、新たな味や好みの発見につながるので、いいことですよね。

しかし、”紅茶”と”それ以外の〇〇茶”との境界がフワッとしていて、混乱している方も多いのではないかなとも思ったので、この記事を書きました。


結論から先に書きますと、紅茶とハーブティーの違いは以下の通りです。

紅茶
チャノキ(ツバキ科の植物)から採れる葉を発酵・乾燥させたもの。カフェインが含まれている。


ハーブティー
チャノキ以外の植物から採れた葉や茎などから抽出したもの。カフェインが含まれていないものもある。

ざっくりとした内容なので、この先で細かい部分をしっかり紹介していきます。

  • 紅茶とハーブティーの違いがよくわからない。
  • 紅茶とハーブティー、それぞれの効果はなんなのかを知りたい。
  • どういったシーンで飲み分ければいいの??
  • カフェインの有無を知りたい。

以上のような疑問を解決する内容です。

では早速、紅茶とハーブティーの違いと効果を解説します。

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紅茶とは


紅茶とは、”チャノキ”というツバキ科の植物の葉を、100%発酵させて乾燥させたものです。

名前に“紅”と入っている通り、赤系の色をしているものが多く(オレンジとか黄色系もあります)、カフェインやポリフェノール、ビタミン類が含まれています。

ひとくちに紅茶と言っても、アッサムやダージリンなど、紅茶のなかにも多くの種類があります。

  1. 好みの渋みや香りの強さの紅茶を探したり
  2. ストレートティー・ミルクティー・レモンティーどれが自分の好みか試す
  3. 抽出時間を調整して自分好みの濃さにして飲む
  4. 茶葉をブレンドして楽しむ

など、おもには縦に掘り進めていく(イメージの)楽しさがあります。

また、紅茶には体に嬉しい成分がたくさん含まれているため、それをうまく利用することで体調をコントロールしやすくなります。

代表的なものを表にしました。

成分名 効果
カフェイン 利尿作用を使って余分な水分を体外に出し、むくみをとる。
また、覚醒作用があるため、朝の目覚めや休憩時に取ると頭をスッキリさせる。
ビタミン類

よく耳にするビタミンCは含まれていません。
その代わりに、疲労回復が期待できるビタミンB、抗酸化作用が期待できるビタミンE群が多く含まれています。(ビタミンは種類が多すぎるので、特徴的な効果のみ書いてあります。)

タンニン 抗菌作用(風邪予防や口臭防止)、活性酸素というからだの錆とも表現される物質を体の外に出すはたらきがあるので、アンチエイジングが期待できます。
テアニン うま味成分のひとつで、リラックス効果があります。
緊張した脳を一旦リセットして頭を切り替えるのにはもってこいです。

※ついでに

茶の木から採れる茶葉は、発酵の度合いでお茶としての種類が変わります。

不発酵茶→緑茶

半発酵茶→ウーロン茶

完全発酵茶→紅茶

という感じです。

いずれもカフェインが含まれています

それについては別記事でご紹介していますので、よければ読んでやってください。

ハーブティー


「紅茶の特徴は分かった。じゃあ、ハーブティーってなに??」と思いますよね。

ハーブティーとは、チャノキ以外の植物から抽出した液体(もっといい言い方なかったの)を指します。

紅茶を含めた緑茶やウーロン茶などの“お茶”は、葉っぱと、ごく一部の柔らかい茎のみを使います。

しかし “ハーブティー”は、植物の花、つぼみ、茎、葉、皮、根効果が期待できる成分が含まれている、あらゆる部分を使って作られているのが特徴です。

また、紅茶は茶葉を発酵させて乾燥させてあるのが基本です。

ところが、ハーブティーは生のままのハーブにお湯を注いで成分を抽出することもできます。

生のハーブを料理に使うように、ハーブティーをつくるときも生で使うことができる点が、紅茶とは違うところです。

ハーブにはフレッシュとドライ、それぞれの良さがあります。

フレッシュハーブの特徴と注意点

フレッシュハーブの特徴とメリット、デメリットは以下の通りです。

  1. フレッシュハーブティーは生のままのハーブを使って入れるのが特徴。
  2. ドライでは味わえない、ハーブのみずみずしい香りが楽しめる。
  3. ハーブ自体の水分がそのまま残っているため、すぐに使わないと変色や腐敗が起こる。又は萎びてしまう。
  4. 早めに使わないと香りが飛んでしまう。

生の葉なので、採ったり買ってきたりした際に、すぐに使うのが理想です。

バジルは水分を多く含んでいるため変色しやすく、香りも悪くなりやすいので特に注意してください。

水に浸けても変色しないハーブ(ミントやイタリアンパセリなど)は、萎れる前に水に浸けるとシャキっとしますが、香りは少し飛んでしまいます。

フレッシュハーブは香りが飛びやすいので、最長でも5日程度で使いきるのが理想です

劣化が早いのがフレッシュハーブを使う際の注意ですが、そのぶん、フレッシュハーブティーは味や香りが舌や鼻腔にパァン!!と真っ直ぐに飛んでくるパワフルさがあります。

ドライハーブの特徴と注意点

一方で、ドライハーブの特徴とメリット、デメリットは以下の通りです。

  1. 乾燥させたハーブを入れるのが特徴。
  2. フレッシュよりは香りのみずみずしさは失われるが、より奥深い香りと味を楽しめる。
  3. 乾燥させたことで、フレッシュハーブとは香りが少し変わるため、違和感を覚える場合がある。
  4. フレッシュハーブほど香りにパワフルさはない。
  5. ハーブの水分を飛ばしているため、半年~1年ほど保存が可能。
  6. 水分を飛ばして成分を凝縮しているため、飲むとハーブが持つ効果をより期待できる。

ドライハーブの特徴は、乾燥させているため長く保存でき、成分が凝縮されているのが大きな特徴です。

フレッシュハーブに比べると、香りは少し弱くなってしまいますが、扱いやすさはバツグンです。

代表的なハーブティー4選と期待できる効果

代表的なハーブティー4選の特徴と、期待できる効果をざっとまとめました。

名前 科名 特徴
ミント シソ科  突き抜けるような清涼感あふれる香りで、脳がスッキリします。
目覚めの一杯に最適です。
カモミール キク科 りんごのような甘い香りで“大地のリンゴ”とも呼ばれています。高いリラックス効果が期待できるので、おやすみ前に最適です。
また、のど飴にも使われることから、粘膜を保護する効果が期待できます。
ローズヒップ バラ科 “ビタミンの爆弾”と呼ばれるほど、多くのビタミンを含んでいます。
疲労回復のやお肌の健康に一役かってくれるビタミンC、抗酸化作用のあるビタミンE、免疫力を高めるとされているビタミンA、割愛しましたがその他のビタミンも含まれています。
ルイボス マメ科 “赤い藪の不思議(又は奇跡)”とも言われ、アンチエイジング効果が期待できる抗酸化作用が含まれています。カフェインは含まれていませんが、利尿作用があるのでむくみ解消効果が期待できます。(青猫もむくみやすい体質なので、就寝3~4時間前に飲んで余分な水分を出すようにしています。)

こうしてみてみると、紅茶と違い、ハーブティーは植物としての属科がバラバラです。

その分、味や香り、期待できる効果が幅広く、カスタマイズ性が高いのも魅力のひとつといえます。

しかし、特定の科にアレルギーがある方は注意必要です。

補足:チコリーコーヒーやたんぽぽコーヒーは、“コーヒー”とついていますが、豆からできるコーヒーとは全くの別物です。

香りや色、苦みがそっくりなため、この名前がつけられました。

カフェインを摂れない、または控えたい場合に飲まれる代用茶の代表でもあります。

いずれもチコリーとたんぽぽの根っこを乾燥させて作られた代用コーヒーです。

フレーバードティー(補足です)

ここからややこしい話になってきますが、紅茶に他の植物からとれた香りがついているものは、フレーバードティーと呼ばれます。

紅茶の中で代表的なのはアールグレイ、アップルティー、ピーチティーです。

着香茶とも呼ばれ、アールグレイは、紅茶にベルガモットという柑橘系の香りをつけて作られます。紅茶の中でも人気が高いので、お好きな方も多いですよね。

フレーバードティーは、紅茶の茶葉に他の香りが付けられているのが特徴です。

ハーブやスパイスで香りが付けられているものもあり、これまた混乱を招きやすいものです。

繊細な香りを消さないために、使われる紅茶も個性が強すぎないものが選ばれることが、ほとんどです。

紅茶の味を楽しむというよりも、付けられた香りを楽しむことが目的で作られているものです。ぜひ、お好みの香りの紅茶を探してみてください。

フレーバードティーに関しては、ご紹介しだすと範囲が広くて長くなるので、それはまた別の記事で。

まとめ

  • 紅茶チャノキ(カメリア・シネンシス)というツバキ科の植物の葉と、わずかな茎を摘む。
  •    葉を揉み、発酵させて乾燥させたもの。
  •    生の紅茶の葉はない。
  •    カフェインが含まれている。
  • ハーブティーチャノキ以外の植物から採れる花、つぼみ、茎、葉、皮、根。あらゆる部分を使って作られるのが特徴。
  • 紅茶は茶葉を発酵させて乾燥させてあるのが基本だが、ハーブティーはフレッシュとドライ両方を楽しめる。
  • カフェインが含まれていないものもあるため、事情によりカフェインを摂ってはいけない場合でも飲めるものが見つかる。
  • フレーバードティー紅茶や緑茶に、他の植物から採れる香りをつけたもの。
  • 紅茶の味よりも、香りを楽しむのが目的。
  • カフェインが含まれているものも、いないものもある。

紅茶とハーブティーの違いと期待できる効果とは”については、ここまでです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今後も紅茶に関するお役立ち情報を発信していきますので、よろしくお願いします。

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