フルーツフレーバードティーを作る際に気を付けてほしい点4選

スポンサーリンク

フルーツフレーバードティーは、見た目にも華やかで人気の高いものといえます。

「この間、あのカフェで飲んだものを家でも楽しみたい。」

「あの味を楽しみたいけど、もう売っていない。」

「季節のフルーツが手に入ったから、フルーツティーに挑戦してみたい。」

など、さまざまな事情があり、家でフルーツフレーバードティーを作ってみたい、再現したいと思うのではないでしょうか。

もう再現しようと試みた方も、中にはいるかもしれませんね。

さて、そんなフルーツフレーバードティーですが、作る際にいくつか注意していただきたい点があります。

以下でご紹介いたしますので、参考にしてみてください。

スポンサーリンク

タンニンの少ない紅茶を使う

いきなりタンニンうんぬん言われても、「何言ってんだこいつ」状態だと思います。

しかしこのタンニンの量が、フルーツフレーバードティーの質を決めるのに重要な点です。

フルーツフレーバードティーを作る際に、生のフルーツを入れますが、そのときにフルーツの酸と紅茶のタンニンが合わさることになります。

それの何が問題なの?」と思うかもしれません。

ですが、のちのち後悔することにならないように、紅茶の種類や表記に注目していただきたいです。

紅茶の渋みは、主にこのタンニンの影響です。

シンプルに「タンニンの含有量=渋味の強さ」ということになります。

ストレートやミルクを入れて飲む場合、このタンニンの量が多くて渋い種類のものでも問題ありません。

むしろ、ミルクを入れる場合はタンニンの量が多い方が良い場合があります。

しかし、フルーツフレーバードティーを作る際は、このタンニン含有量が多いものを選んでしまうと大惨事になります。

先にも書きましたが、タンニンの多い渋い紅茶は、舌に響くような渋味があるものがほとんどです。

ここにフルーツの酸が合わさると、口の中がちょっとしたパニックです。

紅茶の結構強めの渋味と、フルーツの酸味が同時に口の中を襲うのです。

味のダブルパンチです。

想像するだけで怖いですね。

完熟していないフルーツを使う

これは意外に思う方も多いかもしれません。

種類にもよりますが、フルーツだけを食べるときは、熟しているものが美味しいですよね。

しかし、フルーツフレーバードティーを作る際に使うフルーツは、完熟していない、少し若めのものを使います。

理由は、完熟したフルーツを使ってしまうと、紅茶の水色(すいしょく)が濁ったり、味が変わったりするからです。

タンニンの項でも挙げましたが、フルーツの酸が紅茶に少なからず影響を与えます。

少し古くなってしまったフルーツが、黒っぽく変色していたり、すきとおっていたり少し香りが悪くなっていたりした経験が、皆さんもあるはずです。

例:イチゴ→色が黒っぽくなる

キウイ→果肉が透き通る

オレンジ→水分が少なくなる

例で挙げたような特徴が出てしまっているフルーツは、フルーツフレーバードティーに使うのに適していません。

さて、完熟したフルーツを使わない方が良い理由ですが、完熟したものですと、フルーツの繊維が弱くなってしまっています。

そのため、フルーツに含まれるアクや酸が、香りが移る前に紅茶に溶け出してしまい、その結果としてせっかく作ったフルーツフレーバードティーの質が落ちてしまうからです。

「少し変色している部分を除いたから大丈夫。」

と思いがちですが、そうなってしまっているということは、全体の新鮮さが落ちているという、フルーツからのサインでもあります。

ジャムにするか、そのまま生で食べてあげましょう。

長い時間フルーツを紅茶に入れない

これの逆のことを言いますと

フルーツは風味が移ったら取りだして良い

ということになります。

まず、フルーツフレーバードティーにフルーツを使う理由は、「味」を付けるためではありません。

「風味」を付ける事です。

何が違うの?と思うかもしれません。

味=五味(旨味、酸味、甘味、塩味、苦味)など舌で感じるもの

風味=味の他に、鼻で感じた香りのこと

フルーツフレーバードティーの「味」の部分は紅茶の「渋味」が担うものです。

そしてフルーツフレーバードティーの「風味」の部分は入れた果物が担うもの、ということになります。

あくまで味の主体は紅茶の渋みにあり、フルーツの味はあくまで補助的なもの。

フルーツが担うのは香りの方ということになります。

なので、フルーツの味を出したいから長い時間紅茶にフルーツを入れておくのはよくありません。

フルーツの酸が溶け出して紅茶の味が著しく変わったり、アクやえぐみが出て美味しくなくなってしまいます。

フルーツのどの部分まで使うのかを見極める

こちらは使うフルーツの種類や特性によっても変わってくるので、あくまで代表的な目安として参考にしてください。

レモンやオレンジは皮ごと。

イチゴはヘタが付いている上半分をカップに、果肉の方をポットに。

リンゴは皮つきのまま2~3ミリのいちょう切りに。

など、フルーツによってその香りの出し方が違います。

柑橘系や林檎など、皮が付いてるフルーツは、皮に香り成分があることがほとんどです。

果肉の方が味が強いからと、皮を取り除いて紅茶に入れてもあまり香りはしません。

イチゴやマスカットなどは、ティーポットに入れる果肉だけでは充分に香りが立たない場合があります。

茶葉を入れているポットに、果肉を少しだけ潰して入れるなどの方法で香りを出します。

まとめ

長くなってしまいました。

ここでまとめます。

  • タンニンの少ない紅茶を使う
  • 完熟していないフルーツを使う
  • 長い間フルーツを入れない
  • フルーツのどの部分まで使うのかを見極める

どれも気を付けないと、ついついやってしまいそうな内容ですね。

しかし、美味しいフルーツフレーバードティーを飲むためには気を付けないといけない事です。

ぜひ、参考にしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました